◆2026年6月15日骨盤ケアリスト認定助産師養成コース|受講予約受付期間 2026年3月1日10:00〜3月8日16:00

代表挨拶

女性の身体は、月経周期、妊娠、出産といったライフステージの変化によって、大きく影響を受けます。
とくに妊娠・出産期の過ごし方やケアの在り方は、将来的な腰痛や股関節痛などの慢性的な痛み、
尿漏れ、臓器下垂(脱)、性機能の不調といったさまざまなトラブルの誘因になると考えられています。

では、周産期に女性の身体には実際にどのような変化が起こっているのでしょうか。
その変化は、産前・産後の身体、そしてその先の人生に、どのような影響をもたらすのでしょうか。
そして、今本当に必要とされているケアとは何なのでしょうか。

これまで「常識」とされてきたことも、医学や研究の進歩とともに、日々見直されています。
従来どおりのケアは、本当に今の女性の身体に合っているのでしょうか。
助産師として学校で学んだ知識を、何年も更新せずに指導し続けてよいのでしょうか。

日本骨盤ケア助産学会では、妊産婦を含むすべての女性の健康に向き合い、考察と研究を重ねながら、
「変わらない助産ケア」から「変化し続ける助産ケア」へ
という理念のもと、助産師教育の発展を目指しています。

代表理事 小林淑子(助産師)

近年、ようやくPOP(骨盤臓器脱)の問題が注目されるようになってきました。
しかし現在もなお、女性は羞恥心から、POPの症状に自覚があっても医療機関を受診することはもちろん、他者に相談することさえためらってしまう環境にあるといえるでしょう。

この背景には、POPに対する社会的認知度の低さがあると考えられます。
さらに、POPは周産期と深く関わる問題であるにもかかわらず、妊産婦ケアを専門とする助産師からの十分なフォローが行われているとは言い難い現状があります。

私は助産師として、妊婦さんが抱えるマイナートラブルを少しでも軽減できる手段はないかと模索する中で、代替医療について学び、2012年に妊産婦ケア専門の施設を開業いたしました。
助産師業務と並行しながら、現在までに1万件を超える妊産婦ケアに携わる機会を得ることができました。

その臨床経験を通して、妊娠期・分娩期からの骨盤底筋群を保護するケアが可能であること、
そして産前教育と分娩介助法が極めて重要であることを改めて認識しました。
さらに、骨盤底筋群が損傷を受けた場合であっても、産後の適切なトレーニングによって回復が期待できること、
その具体的な指導法を体系化することができました。

これらの知識と技術が、助産師教育における必須の学びとして広く共有され、
より多くの妊産婦に適切なケアが届けられることを願い、本学会の設立に至りました。

本学会の理念にご賛同いただき、助産師教育の発展をともに願ってくださる皆さまと出会えることを、心よりお待ちしております。

セミナー風景

※新型コロナウィルス感染拡大防止のため2020年より多人数でのセミナーは開催しておりません。(現在グループセミナー4〜6名の受講)